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スギやヒノキの花粉量が前年夏の気象条件に大きな影響を受けていることは良く知られています。 一般に7月を中心とした期間の影響が最も大きくなりますが、地域によって影響する期間や気象条件に多少違いがあります。 北日本ほど早い時期からの気象が影響すること、ヒノキ科花粉の多い西日本では気温の影響がかなり大きいこと、 さらにヒノキはスギよりも雨の影響を受けやすいことなどです。 2011年の花粉量に影響する2010年夏の気象ですが、7月は全国的に気温が高く、日照時間も東北南部から近畿にかけて平年より長くなりました。 四国から九州にかけての日照時間もほぼ平年並みでした。8月も全国的に気温が高く、日照時間も平年並みか平年より多くなる見込みです。 今のところ、すべての気象条件は花粉生産量が多くなる方向に働いています。 また、花粉が少ない翌年は、多少気象条件が悪くても花粉が多くなる傾向にあり、2010年春は全国的に花粉が少なかったことが報告されています。 すなわち、2011年は花粉が多くなるすべての条件がそろっていることになります。 夏に幾つかの地点で行ったスギ雄花の観察では、雄花生産量は非常に多く、2011年春に花粉が多くなることを裏付けています。 これらのことから2011年春は全国的に花粉が多く、特に東北南部から近畿にかけては非常に多くなる見込みです。 また、西日本を中心にヒノキ科花粉も非常に多くなる見込みです。 |
![]() 2010年7月の気象状況(気象庁HPから転載) |
![]() 千葉県農林総合研究センター森林研究所上総試験地 (千葉県木更津市、2010.8.6、鈴木基雄撮影) |
![]() 里山 (山口県熊毛郡平生町、2010.8.23、西川恵子撮影) |